ロルフィングは筋膜にアプローチして、重力と調和することをめざす、身体の再教育プログラムです。

 

 

ロルフィング®のセッションでは、

心身における慢性的な不調の改善が期待できます。

 

ロルフィング®のセッションは身体への負荷が少なく、変化が見え、また改善した症状への効果が持続する、という長所を持っています。

 

しかしロルフィングは医薬品などを飲む場合などと異なり、服用したひとに等しく同様の効果が期待できる、といったものではありません。

 

現れる変化はあなたの心や健康状態に左右されますし、からだの状態や感覚についての認識の深さ(いわゆる「気づき」)によって個人差があります。

それでも私が心身の不調に悩む人へにロルフィングをお勧めするのは、ロルフィングとの出会いが世界にたった一つしかない、「あなた自身の体」への探求の糸口になり得るからです。

 

 

 

ロルフィングのセッションでは

「筋膜」のシステムに手技と知覚から働きかけます。

 

具体的な施術内容として、ロルフィング®は指、手、肘などによる手技を用いて、じん帯や腱、筋筋膜などに代表される「筋膜」を、じっくり・ゆっくりと弛めます。

 

「弛める」というのは実のところ、緊張の残っている筋・組織から緊張を取り去り、一方ではたらきの不十分な筋には、適度なハリ(張力)を取り戻すことを意味します。

 

筋・組織を均一で適度にリラックスできた状態を取り戻す事によって、インナーマッスルによる関節の安定性を導きだします。

 

同時に抗重力筋と呼ばれる、姿勢の制御のために常に働き続ける筋群を整理・活性化することで、重力と調和した身体を実現します。

 

体全体でみれば、上下、左右、前後、斜めといった体が動くあらゆる方向性に対してより動きやすいように組織のつながりに沿って体を「ゆるめ」ていき、特に重力の方向にはその緩んだ楽な状態でバランスがとれているようにします。

 

体中の筋・筋膜には、私たちが気づかぬうちに緊張や疲労が蓄積し、末梢神経からくる感覚が鈍くなっているところがあります。そうした全身の筋膜をくまなくリセットし、身体の一体感を高めることは、疲れ易さを解消することにつながります。

 

そして、「今」ここにある自分自身の状態を把握しやすくなることで、心身の不調の兆しに気づくことができます。こうした感覚センサーの感度が高まると、心地よい状態を維持するために早めの対応をとりたくなる、といった変化が生じることでしょう。

 

 

 

ロルフィングのセッションでは、

「癖」をラクに手放すことができます。

 

そして、新鮮な身体感覚を取り戻すことができます。

 

 

特にロルフィングがマッサージなどと大きく異なるところは、あなたの「認識」に働きかけることです。

 

私たちは文化や職業、人間関係などからら大きな影響を受けていて、身体にはその癖がついています。あなたの神経系のシステムは、身近かな人の姿勢を無意識のうちに真似しているのです。

 

他人にとって安定した姿勢や体の使い方であっても、今のあなたにとって同じように快適とは限りません。

 

癖になっている体の使い方や、自分をとりまく環境や家族のうちでは当たり前だと思い込んでいる姿勢に気がつくことは、あなたの生き方をより良くするために重要な一歩です。

 

そして、ロルフィング®のセッションの中であなたは気づくかもしれません。

 

あなたその中に有用でないものがあれば、あなたは見つけて(認識して)、取り除いたり、身体・意識の使い方のプログラムを書き換えることが出来るでしょう。

 

ロルファーとして、私はあなたのそうした地道な作業をお手伝いし、より良い心身のあり方を必要に応じて提案いたします。

 

心身の「内面」と「外面」のどちらにもを認識を広げることができたら、世界はきっとそれまでとは違って見えることでしょう。

 

 

 

アイダ・ロルフ博士とロルフィング®

1920年、アイダ・ロルフ氏はコロンビア大学において生化学博士号を取得します。科学分野における女性への抵抗のさなか、ロックフェラー研究所において、生化学の研究を通して彼女は身体への知恵をさらに発展させていくのです。

彼女は長年にわたって異なるヒーリングや手技治療の諸システムを研究・実践しました。オステオパシー、カイロプラクティック、ヨガへの探求を通して、身体が適切なライン上に在ることと生理学的な機能、解剖学には密接な関係が存在すると気づいたのです。

"This is the gospel of Rolfing:
When the body gets working appropriately,
the force of gravity can flow through.
Then, spontaneously, the body heals itself."

~ Ida P. Rolf

「ロルフィングのゴスペル: からだが適切な働きを手にすると、重力の影響力は体を駆け抜けることができる。そのときには体はひとりでに治癒するものだ」

上の青字はロルフ博士の発言集からの抄出です。

(私の拙い意訳で申し訳ないのですが・・・)

 

重力による治癒力を主眼にすえているところが、ロルフィングの施術による効果が他の代替医療にくらべて長く継続するという特徴を端的に説明しています。重力が体を駆け抜ける、通り抜けていくように「感じる」ことは決して難しいことではありません。もともと誰の体にも備わっているちからです。

ロルファーは、ロルフ博士が考案した「レシピ」をもとに、クライアント個々の状況に応じてセッション内容を組み立て、体のラインを、重力が通り抜けるように整えていきます。この過程で、クライアントはより適切な、無理のない体の使い方や在り方を学習することができます。

 

アイダ・ロルフ博士がロルフィングを生み出し、この世を去ってから私の年齢と同じくらいの年月が経過しました。そしてその間にも博士の弟子や様々な協力者の方々の尽力によって、ロルフィングは進化を続けています。