
バレエとコンテンポラリーダンスの講師、パフォーマーとして活動されているMさんから、1回目のセッション感想をいただきました。
" 首まわりをさわってほぐしてもらった時、からだがじんわりとほぐれていくのを感じました。少し歩いてみましょうと途中で歩いた時、すごくからだの感覚が変わり、心地よい重さを感じました。”
セッションの途中では、リセットされたからだのテンションのバランスがより重力の影響の中で整うように、
立ったり座ったり、歩いたりする基本的な動作の中で感覚の変化を感じてもらうようにしています。
ご自身のからだのあり方を、新しい感覚の目で見つめ始める時間、「旅」の始まりになるかもしれません。
” 思っていた以上にからだにつかれがたまっていたように感じました。首すじをほぐしてもらっていた時、手先のほうまで感じることがあったり、からだがあたたかくなるように感じました。”
この日、少し調子を崩されている印象でした。
(後日のセッションではとても血色がよくなっていて、この時はだいぶお疲れだったのがわかりました。)
Mさんがロルフィングに期待されることの中に、脊柱が側弯気味なのを改善したい、とあります。
私は脊柱全体の緊張状態やそこから起こるひずみを、強く絞って複雑にねじれたタオルなどに例えることがあるのですが、
1回目から3回目のセッションでは、そのねじれを一番ねじれているところで局所的に弛めるより先に、
全体的なひねりを端から端までまず緩和することをします。
具体的には、つまり頭から足までの全体につながる広範囲で強力な表層の筋肉のつながりを緩めて整える、という段階です。
表層の強い筋肉によって圧縮されていた脊柱全体の圧力が下がると、椎間板の圧迫が減ったり、
ずれていた椎骨が簡単に骨格の軸のライン(アラインメント)上に戻せたりするので、
「表層のセッション」と位置づけがあるこれらの回でも、深層のバランスがぐっと変化したりもします。
” 呼吸がしずらいことを感じましたが、ていねいに言葉をかけてもらい、手でリードしてもらい、からだの意識がひろがりました。自分の姿勢を写真でみて前後で確認するのも新鮮でした。”
( 写真で姿勢の変化を確認するのは、希望しないこともできます。)
1回目のセッションでは、「すごくゆるんだ!」とコメントいただくことが多いのですが、一回のみの場合、
ご自身の心身が一体どういう方向で変化していくのか、想像がつかない状況にいらっしゃるのではないか、と感じています。
3回まで進んでみると、体の表層や外側、といえるような領域の緊張は脱ぎ捨てられ、中心軸があらわになってきます。
そこまで進んでいただけると、心身両面でその後の深層ワークへの準備が整ってきたな、とわかります。
コメントをお書きください